我が家が大型ホワイトボードを設置した時の様子を話していくよ
ホワイトボードは、スラスラ解ける時もわからなくてイライラする時も、どんな気持ちも受け止めてくれる心強い勉強の味方
DIYが珍しくない昨今、自分でオリジナルの家具や必要な場所にぴったりの大きさのものを作る器用な人が多くいるけれど、そんなの一部の人の趣味だと決めつけていませんか?
2×4材とラブリコを使えば初心者でも簡単に柱を立てることができ、穴をあけずにホワイトボードを壁面設置できます。
子供と一緒に作業するのもいい経験になりますよ。
準備するもの
必要材料
2×4材
2×4(ツーバイフォー)とは2×4工法で使われる木材のこと。もともと2インチ×4インチという意味からのネーミングですが、乾燥段階で変化するため1.5インチ×3.5インチで規格化されています。1インチ=2.54㎝なので、㎝に変換すると断面はおおよそ38㎜×89㎜となります。
長さはホームセンターではft(フィート)の単位で売られていて1ft=約304.8㎜です。3ftから12ftなどのものが売られていますので、必要な長さのものを選んでください。大概のお店では購入した木材のカットをしてくれますので、その場で必要な長さにカットしてもらってください。
2×4材の樹種は様々でお店ではSPFやホワイトウッドなどの名前で売られています。
2×4材は珍しいものではなく、大型のホームセンターには沢山売られていますし、もしわからなければ、お店の人に聞くと丁寧に教えてくださいますよ。
買いに行くのが大変な場合は、ネットでも2×4材は買うことができますが、送料の分高くつくのが難点でしょうか。
ラブリコ
DIYが初心者の我が家でもの2×4材を使ってホワイトボードを壁面にかけれたのは、ラブリコがあってこそ。
ラブリコは突っ張り棒で有名な平安伸銅工業が2016年に発売したDIYブランドです。DIYの経験者はもちろん、私のような初心者までもが使えるような様々なDIYパーツを展開しています。
今回使うのはその中でも最も基本的な2×4アジャスターです。木材の上下にセットするだけで柱が立てられるすぐれもので、木材一本に対し1セット必要です。
必要道具
メジャー
必要な木材の長さを決めます。ラブリコのサイトにも書かれているように、(床から天井までの高さ)−95mmが必要な2×4材の長さになります。ラブリコには中にバネとクッションが内蔵されているため、測った高さピッタリのものを購入しないよう注意してくださいね。
次に、ホワイトボードを置く場所の縦横を調べましょう。設置可能なホワイトボードのサイズがどれくらいまでなのかを把握しておきましょう。我が家は1500mm×90mmのサイズのものを使っていますが、その壁面の半分は壁で、半分は襖です。このように完全な壁がなくても柱を立てることができるのがラブリコの凄いところなので、壁に限定せずベストポジションを探して測ってみてくださいね。
水平器
あった方が効率よく作業を進められると思います。実は、我が家にはちゃんとした水平器がなく、メジャーに付属されている「水平器もどき」を使って柱を設置したのですが、この水平器もどきはなんとなくの水平しか出ないため、最後にホワイトボードを取り付けたところ斜めになってしまい再び設置し直すという事態が発生しました。それほど高価なものではないので水平器は準備することをおすすめします。
立てた柱それぞれの水平を取ったら、ホワイトボードを設置する高さに印をつけて、ホワイトボードの水平も取ります。
電動ドリル
これもあった方が効率よく作業が進められると思います。もちろんドライバーを使って手でネジを回すこともできますが、なかなか骨の折れる作業になります。我が家が使っている電動ドリルは、工務店の方が使われているようなインパクトやコードレスのような立派なものではなく安価なものですが、カラーボックスの組み立てなど単純な作業は手が痛くなることもなくあっという間にできてしまうので一台あるととても便利ですよ。
脚立
2×4をラブリコで設置する時、天井付近での作業になるためあった方が便利です。もちろん、届くのであれば椅子でもなんでもOK。
手順
①場所の選定
まずはホワイトボードのベストポジションを決めましょう。
おすすめとしては、ホワイトボードの目の前や近くに机があることです。ノートとのハイブリッド学習にもこの位置関係は効果的です。また、ホワイトボードの裏は必ずしも壁である必要はなく、我が家のように開けない方の襖の裏を活用するのは特におすすめです。
②材料準備
●2×4材 2本 (床から天井までの高さ)−95mm
例えば
床から天井までの高さが2400mmであった場合
2400mm−95mm=2305mm ← これが必要な木材の長さ
お店では2305mmに一番近いのが 8ft(フィート)=約2438mm なので、8ftのものを購入して2305mmにカットしてもらってください。
もちろん、お家でギコギコしても構いませんが、お店であれば1カット数十円できれいにカットしてもらえるのでおすすめです。
*我が家で購入したホワイトボードは左右両端にネジのあるタイプだったので2本柱で取り付けましたが、購入するホワイトボードによって仕様が異なるのでそれぞれに適した2×4材の本数をご準備ください。
●ラブリコ 2×4アジャスター 購入した2×4材の数分のセット
2×4材一本立てるために1セット必要なので、我が家は2セット準備。ホームセンターで2×4材を購入ついでに買えますが、売り切れていることもあるのでネットで準備しておくのも一つ。カラーはお好みのものを選んでくださいね。
●ホワイトボード 好きなサイズ1枚
ラブリコの耐荷重が一本あたり20㎏なので2本合わせて40㎏が上限となりますので購入するホワイトボードの重さは事前に調べておきましょう。ちなみに我が家の購入した1500㎜×900㎜のスチール製のホワイトボードは7㎏で余裕でした。
③人員確保
一人でなんとかできないこともないのですが、今回は複数人で行う方法をおすすめします。
大型ホワイトボードの設置なのでけがやホワイトボード本体の損傷を避けるためにも、できる限り家族で協力しながら行うことをおすすめします。また、このホワイトボードが誰のためのものなのか?ということを事前に子供と話しておくことで、自分のものであるという認識が働き設置段階から参加することで、その後のホワイトボードを使った勉強効果がより出やすいと考えます。
④柱を立てる
水平器で水平を確認しながら、ホワイトボードを設置する場所に柱を立てます。ただし、購入したホワイトボードによっては掛ける場所が異なるので、購入したホワイトボードの仕様をしっかり確認した上で、適切な場所に適切な本数の柱を立ててください。
⑤ホワイトボード設置
ホワイトボードの位置は子供が「見やすい・書きやすい」位置を探して柱に印をつけておきます。電動ドリルで一気に釘をうちこんでホワイトボードを掛けたら完成です。
費用・時間
材料トータル17010円。
組み立てにかかった時間は30分から40分ぐらい。
ホワイトボードはネットで注文して翌日配送されました。
まとめ
ホワイトボードを壁面設置するには他にも様々な方法があると思うのですが、子供の勉強目的であるならば今回の方法がおすすめです。というのも、子供ってすらすら解けている時はいいのですが、難しい問題にぶつかったり解くのに時間がかかったり、そもそも勉強したくない時などイライラすると態度が悪くなって乱暴者になりませんか?(うちの子だけでしょうか・・・)
ノートを消すたびにグチャッとなったり鉛筆がボキっと折れたり、イライラの気持ちが見える形で現れますよね。そんな時もどんと構えて揺れないガタつかないホワイトボードが子供達には必要だと思うのです。
受験に立ち向かう子供たちに私たちができることは、ホワイトボード同様、ぶれずに支え続けることではないでしょうか。
歩己猫(ほこねこ)
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