【ホワイトボードは思考力アップの必需品】解決の鍵は子供が先生になりきる演技にあり

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子供・教育
ほこ猫
ほこ猫

我が家の子供たちはホワイトボードの前に立つと先生になります。
「先生が話しているときはしゃべらない!」

誰かに説明することで頭の中を整理できる
「わかる」を「できる」に変える簡単な方法

自宅学習に効果的なホワイトボード、せっかく置いてみたのに子供のお絵描きスペースになっていませんか?そのままではもったいない!ホワイトボードの前では誰もが「先生になりきる」「発表者になりきる」が大切です。ホワイトボードの実力を試してみませんか。

こんなお困りごと解決できます
  • ホワイトボードが落書きスペースになっている
  • ホワイトボードを使うタイミングがわからない
  • ホワイトボードの具体的な使い方がわからない

  • ホワイトボードはリビング学習の一環
  • 親に必要なのはすぐに教えない忍耐力
  • ホワイトボードで解けたら必ずノートでも解けるか確認する
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ホワイトボードはリビング学習の延長線

リビングに置く

【自宅学習に最適なホワイトボードの選び方】でも書きましたが、ホワイトボードをどこに配置するかはよく考えなければなりません。子供の思考力アップや、よりレベルの高い志望校合格を目的とするならば子供が一人で勉強する部屋ではなく、家族のいるリビングに設置すべきでしょう。というのも、考える力を伸ばすには目の前の誰かに話しながら説明するという過程が重要だからです。リビング学習をする子供が多くなった昨今、そのリビング学習の効果をさらにアップさせるためにホワイトボードをリビングに置くことをお勧めします。

誰かに向けて発信

ホワイトボードは教室や会議室のように誰かに向けて設置されているのが最もおすすめです。独り言ではなく、誰かに向けて発信、誰かのために説明するんだという姿勢が必要だからです。誰かのために説明するということは、相手に伝わるように言葉を選んだりかみ砕いたりを自然と行うことになり、自然な形で自分自身の情報整理につながると言えるのではないでしょうか。

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先生になりきること

親は黙って聞く

子供が「この問題わからない」と言ってきたら、すぐに解法を教えるのが最も手っ取り早いでしょう。しかし、子供の思考力を伸ばしたいのであれば、そこはぐっとこらえてまずは子供のために時間をとってあげてください
ここからが重要なのですが、まずはその問題をホワイトボードに書き出させます。問題文をそのまま書き出すのではなく、説明するために必要な図やグラフを自分なりに書かせるのです。説明に必要な材料をホワイトボード上に準備しているうちに頭の中の整理は始まっています。そこから、その材料をつかって新たに情報を導き出すうちにさらに頭の中が整理されていくはずです。もちろん、そのまま最後の答えまでたどり着けることもあれば、最初の図を描いた時点でそれ以上進まない事もあるでしょう。しかし、子供がこれ以上先生として説明できることはないという状態になるまで、親は黙って聞いてあげてください。先生の説明は黙って聞くものですからね。

相槌を打ちながら聞く

「おしゃべりをせず黙って聞く」の他に大切なのは、「相槌を打ちながら聞く」です。誰かの前で説明や発表をする時、聴衆が無反応だと話しづらいですよね。一方、うなづきなどの反応があると自分の説明が相手に伝わっていることを実感できますし、より伝わるよう適切な言葉を選びながら伝えようとするでしょう。「誰かに向けて発信する」というところでも述べましたが、このようにして話している子供自身の頭の中はきれいに整理されていくのではないでしょうか。
うんうんとうなずくことで、先へ先へと解を進めていくことにつながるのです。

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すぐに解き方を教えない

子供が質問してきたら教えたくなりますよね。子供もさっさと教えてほしいと言うかもしれません。しかし我慢です。まずは自分で考えてもらいましょう。ノートでやったけどできなかったのに、なぜかホワイトボードに書き出すと先が見えてくることがあります。もしそのまま自ら解にたどり着けたら大きな自信につながるでしょうし、粘り強く考えることのできる忍耐力もつくでしょう。しかし、もしホワイトボードに書き出してみてもそれ以上進めなかったら、一つずつヒントを出してあげてください。いっきに答えまでもっていかず、ヒントは小出しにして解へ導いてあげてください。時間がかかったとしても諦めずに最後まで自分でやり遂げることで達成感につながるはずです。

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ノートでもう一度解く

一人でノートでも解けるか必ず確認する

ホワイトボードで解けたら次はノートでも解けるか必ず確認してください。スラスラと解けるようになれば万々歳ですが、実は、ホワイトボードでは最後まで解けきれたのにノートに戻るとまたわからなくなったり間違えてしまったりするということがあるからです。確かにさっきは解けたはずなのに・・・と子供は悔しがるかもしれません。うちの子も泣いてリビングに戻ってきたことがあります。
そんな時は、「ノートに解く時も誰かに説明するつもりで話しながら問いてごらん」とアドバイスしてあげてください。そうするとうまくいくかもしれません。それでもダメなときは、もう一度ホワイトボードの前に戻りましょう。この時点で、同じ問題を解くのは4回目になるでしょうか。こんなに忍耐強く頑張れる子供を褒めずにはいられませんね。この経験で得られた忍耐力・粘り強さ・達成感は受験を勝ち抜いていくには大きな強みになると言えるのではないでしょうか。

まとめ【我が家がホワイトボード勉強法を取り入れたきっかけ】

「わかる」と「できる」は異なる

正直、親がすぐに教える方が時間もかかりませんし、効率よく教えられますよね。
私も子供の勉強を見始めた頃はそのようにしていましたが、この方法を続けているうちに「教えてもらったけど忘れた」と言われ繰り返し教え結局多大な時間と労力をかけていることに気づきました。盲点は、初めから要点を効率よく教えることは早く「わかった」には到達するけれど「できる」ではないということだったのです。「解き方を忘れる」の原因は自分で考えていないことにありました。

ホワイトボードとノートのハイブリッド型勉強法

私自身、ホワイトボードがこれほど勉強効果があるとは想像もせず、子供たちの勉強にホワイトボードを導入したところ面白い発見が多くありました。「わからないから教えてほしい」と言ってきたのに、ホワイトボードで先生なりきって説明を始めたところ、なぜか一人で答えに到達できたということが何度もありました。これには聞いてきた本人たちが一番驚いていたのは言うまでもありません。一方でノートにもう一度解いてみるとうまくいかないという現象もあり、その場合はまたホワイトボードに戻るということを繰り返し最終的に全てを自分のものにしていくことに成功しました。
時間のかかる効率の悪いやり方に思えるかもしれませんが、「わかる」と「できる」が確実に定着して完全に自分のものになるにはホワイトボードとノートの両方が必要だとよくわかりますし、勉強で大切なのでは、点での理解ではなく点と点をどんどん結んで線をつなげていくことだと思うのです。そのためには自分で考え自分で答えを導き出していく過程が必要であり、それが思考力が伸びさらには学力の向上につながると言えるのではないでしょうか。

歩己猫(ほこねこ)

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