勉強ができる子には、勉強に対する特別な考え方があった!
誰でも伸びる可能性がある。自分を信じてやってみよう。
「勉強はゲームの攻略と同じ」
正しい勉強法(攻略法)を知れば誰でも成績は伸ばせる
志望校合格判定C以下となったら安心のB判定以上の学校にランクを下げるでしょうか。
「がんばっているのに成績が伸びない」、「どんなにがんばってもできる子にはかなわない」そんな風にくすぶっている人にこそ読んでもらいたい。成績上位者がどんな勉強をしているか知れば誰でも成績は伸ばせます。常に平均点、偏差値53だった我が子も考え方が変わったおかげで勉強の仕方が激変、半年で偏差値60にまで上がってきました。
「成績上位者は謙虚」必ず勉強している(一部の天才は除く)
『謙虚』の意味が分かった時、成績は必ず伸びる
勉強のできる子にどんな勉強をしているのか聞くと、だいたいが「全然(勉強)してない」と返ってくるでしょう。これを言葉通りに捉え、勉強しなくてもできるなんて頭のいい人はやっぱり違うなーと考えるのは間違えています。この「全然(勉強)してない」というのは、ゼロという意味ではありません。この場合は「(もっとしたいのに)全然してない(=足りない)」という意味なのです。成績上位者はみんな謙虚です。自分が成績上位者であることは自覚していても、常に上を目指しているため「自分はいつもまだまだだ」と現状に満足しないのです。しかし、これこそが成績を伸ばすために最も必要な基礎となる考え方なのです。
勉強はゲームと同じだと気付いた時、成績は必ず伸びる
「頑張っているのにこれ以上成果が出ないんだから仕方ない」
「頑張った結果がこれだから、自分の限界はここまでだ」
「できる子たちとは違うんだから仕方ない」
「このままでいい」
失敗を繰り返していたころの私が自分自身に言い聞かせ、自分を慰めていた言葉の数々。今この記事を読む親御さんもお子さんも同じようなことを考えたことがあるのではないでしょうか。しかし、これ、ゲームの世界で強い敵をなかなか倒せないときにも同じことを言えるでしょうか?きっと、倒したい敵を知るために、相手の技や弱点を研究し必要ならば自分の腕を磨くためにゲーム時間を長くとりコンプリートを目指すのではないでしょうか?これはつまり勉強において言えば、苦手分野を克服するために勉強時間を増やし成績をあげて行きたい学校に行くことと同じなのです。
ゲームと勉強の違いは、自分ができると信じているか否かです。勉強においてもゲームの時と同じように、自分はできると信じて途中で諦めたりせずに、ただひたすらに敵(=成績上位者・苦手科目・行きたい学校)に向かっていけるかが成績が伸びるかどうかの重要なポイントとなってきます。
忙しいほど、時間を使いこなす名人になれる
「ご褒美タイム」は発動時間を間違えると「だらだらタイム」に変身してしまう
「今日は早帰りだからのんびりできる」
「今日は塾がないからのんびりできる」
「今日は土曜だからのんびりできる」
毎日バタバタ忙しく過ごしていると、のんびり好きなことができる「ご褒美タイム」は楽しみですよね。実際、また明日から頑張るためには心も体も休息する充電時間は必ず必要です。
けど、そのご褒美タイム、必要以上に与えてしまうと知らぬ間に恐ろしい形に姿を変えてしまうことがあるのです。時間がたくさんあればあるほどいつの間にか時間が無くなっていたという経験ありませんか?それがご褒美タイムのだらだらタイムへの変身です。適切なご褒美タイムは活力となるのですが多すぎると腐ってしまい、活力どころか「また明日」や「あとで」などのように後回しという恐ろしい結果につながりかねないのです。だらだらと根っこが生えてしまうと、そこから根っこを引き抜いて頑張るのは本当に大変です。ご褒美タイムの罠に用心しましょう。
時間がないほどに「時は金なり」が身に染みる
帰宅部でとても勉強のできる子もいますが、「あの子は帰宅部だから勉強できるんだ」は嘘です。なぜなら、忙しい部活であっても成績上位者は存在するからです。文系最強の体育会系とも言われる吹奏楽部では成績上位者が多くいるのをご存じでしょうか?実は、我が子も吹奏楽部に所属しており、実際に他の部活よりも活動日・活動時間・拘束時間が長く、入部から1年ほどはなんだかんだと忙しい、時間がないと言い訳にほんの少しの努力で平均点をとり続けてきました。しかし、同じ条件下でも成績上位者がたくさんいる理由を知ってからというもの我が子は時間を大切にできるようになりそこから成績は右肩上がりです。
「時間がない」は言い訳です。「時間がない」からこそ「ある時間」を大切に有効に使うよう考えなければなりません。これは、寝る時間を削るということではありません。自分の行動を書き出してみるとわかるのですが、いかに自分が「時間の無駄遣い」をしているか気づくはずです。
目標を具体的に掲示する
『視える化』の効果を実感すべし
ホワイトボードを使った勉強法でも話しましたが、目から入ってくる情報や刺激というのは私たちが考える以上に大きな力を持っています。ノートとホワイトボードに同じ図を描いても、ホワイトボードでは理解しやすいというのがその例です。それを利用し、勉強する空間でも目に入る場所に具体的な目標を掲示してください。定期テストで目指す点数・順位・志望校名などです。すると不思議なことに、自然とその目標に向かって努力するようになります。「有言不実行ではかっこ悪い」という無意識が働くのかもしれませんが、諦めたくなったり折れそうになった時に、その目標を立て時の最も強いやる気に満ちた気持ちを思い出させ初心にかえらせてくれる効果があります。なので、地味ながらも意識改革には一役かってくれるはずです。簡単にできることなので試してみる価値はありますよ。
勉強計画は正しくたてる
やみくもに勉強するのは時間の無駄である
先ほどお話ししたように、勉強とゲームが同じ考え方であることがわかってもらえたらここは理解しやすと思うのですが、何の計画も策略もなくゲームがコンプリート出来ないように勉強も無計画に始めては結果が出ません。せっかく勉強するならば必ず計画を立ててください。初めのうちは計画の立て方がわからなかったり、立てた計画をこなすことができなかったりするでしょう。計画を立てることは簡単なことではないのです。ポイントは、計画は「ゴールからさかのぼって立てる」ということです。詳しい具体的な方法についてはまた別記事で話したいと思いますが、スタートから計画を立て始めると必ず失敗しますので、「ゴールから」と「無理のない範囲で」ということを頭においておいてください。
まとめ
ここまで書いてきたことは、私自身が失敗から学んだことを我が子に伝え、我が子が全て実践してきたことです。
初めから実践できたわけではありませんし、言ってしまえば、初めのうちは全く聞き入れてもくれませんでした。「自分は勉強してもダメなんだ」「できる子とは違うんだ」「今の成績で十分だ」そんな認識の子に響く言葉を探すのは至難の業でした。そんな子供が変わるきっかけを話し出すと長くなるので割愛しますが、勉強への考え方が変わってからというもの、それまで以上に忙しく毎日過ごしているにもかかわらず、我が子はみるみる輝きだし成績が目に見えて伸びると同時に何事にも自信をもって積極的に取り組む姿勢に変わってきたのです。「自分も変われるんだ」「自分もやればできるんだ」「できる子目指してもっと頑張ろう」そんなふうに考え方が変われば取り組む姿勢が変わります。
どんな子も可能性を持っています。親が諦めない事。親が子供を信じ続けること。背中を押し続けること。そうして風を送れば船は必ず前進し始めます。前進することを知った船は、自ら進む道を見つけさらに先へと自ら進んでいけるはずです。
歩己猫(ほこねこ)
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