ずっと見たいと思っていたドラマなのですが、ようやく見ることができたのでおすすめポイントと感想を語りたいと思います。
人気のドラマであるということは知っていたのですが、実は、内容は全然把握してなかったんです。
ただのコメディかと思っていたのですが、涙無くしては見られないドラマでしたよ。
*お話のネタバレも含みますので、まだご覧になっていない方や内容を詳しく知りたくない方は、ご注意下さい。
ポイントその1 ~IU・衣装・舞台~
実はこのドラマ、表題の写真を見ても内容が全く想像できないドラマです。
と言うより、だからこそ、見る人を驚かせたり感動させるのかもしれません。
ドラマのあらすじをサラサラーっと読んだだけで見始めた私は、最初、ホラーなの?怖いの苦手なんだけど・・・と、若干尻込みしたんです。
韓国のドラマって、日本のものに比べると、ホラーにしろサスペンスにしろ、めっちゃ怖くないですか?リアルの追求というより、恐怖の追求と言いますか。
うまいですよねー。
ただ、恐怖だけじゃなく、人間の心の描写も私には刺さるところが多くて、韓国ドラマが好きな理由でもあります。
デルーナの話からすっとんでしまったので戻ります。
IUの魅力が爆発
ホラー要素とまではいかないと思うのですが、幽霊が出てくるんです。
幽霊の描写についてはいったん置いといて、私がこのドラマを見ていて常々感じていたのが、衣装の華やかさとそれを着こなすIUさんのきれかわいさ。全話通して、IUさんから目が離せない!見れば見るほど、彼女の美しさ、と同時に存在するかわいらしさに夢中になります。
主人公のチャンマンウォルは、ただの美しい女性というだけでなく、洋服や宝飾品、所有物にもこだわりのある貪欲な女性。金遣いが荒く、欲しいものはずるい手段を使っても手に入れようとする狡猾な性格。と聞くと、なんだか性格の悪い女性に思えてくるのですが、一方で、情に厚く正義感あふれるかっこいいホテルデルーナの主人でもあるのです。
そんなチャンマンウォルを演じていたIUさん。本当に素敵な女優さんです。
見た目の魅力はもちろんなのですが、まるで本当に1000年以上の間、深い恨みや悲しみを抱き続けながらホテルの主人として今も存在しているように見えてくるんですから。本当に彼女の演技力は素晴らしいと思います。さらに、彼女の演技を彩るのが衣装や舞台、背景なんですね。
彼女はいつも、何かをするのにふさわしい洋服に身を包みます。
図書館、美術館、雑炊を食べる、、、様々なシチュエーションに合わせて洋服を替えるのですが、それが本当にまた見ていて楽しい!美しい!
ホテルの社長らしく、基本的にドレッシーで上品な雰囲気のものが多かったですが、どの洋服も体のラインに沿ったものが多く、IUさんじゃないと着こなせないようなデザインばかり。
見ていて思わず見とれてしまうことが多かったですね。
チャンマンウォルを作るために必要な要素の大きな材料だと思いました。
不思議なホテル
それから、舞台やセットの雰囲気。
一言で言い表すのが難しいのですが、見ている私たちにも、お話の中の不思議な時間の流れを感じさせるような、「この世ではない」感と言いますか。とてもゴージャスで立派なホテルなんですよ?だけど、なんとも言われぬ時間の流れが存在しているんですね。
普通の人はなぜか気付かない、特別なホテルなのです。
実際は木浦近代歴史館の外観と、実在するホテルで撮影したようなのですが、
このドラマ、時代設定が複雑で、確かに現在なのですが、1000年前も感じさせる不思議な時間の流れがそこには存在していました。そんな不思議な空間を創り出すのに、こちらの外観とホテルの様子はマッチしていたと思います。
ずっと前からいつの間に存在していたホテル、そんな不思議の中にIUさん演じるチャンマンウォルが立つ様は、私をその世界に誘うには十分でした。
このホテにIUさんが佇む様は、ぜひ見ていただきたいところ。本当に美しく、不思議な時間の流れを感じることができますよ。
ポイントその2 ~俳優陣の演技~
IUさんにハマってしまうドラマであると同時に、ヨ・ジングからも目が離せませんでしたよ。
「太陽を抱く月」で子役で出演していたときからさらに成長した彼の演技は、涙を常に誘われまるものでした。彼が演じる総支配人が心を痛めるたびに、私も思わず涙する事が何度も。
とってもジェントルマンで、心優しく、正義感が強い総支配人役がぴったりでした。
それから、わきを固める俳優陣の演技にもまた惹きこまれまくりで。
時代を超えて心に抱える闇を持ち続け、ホテルで働いているんだけれど、みんなみんな笑顔の裏には悲しい過去や悔しい思いが隠されていて、、、その辺も私としては、おすすめ涙ポイントでしたよ。
こんなふうに書いていると、涙しかないのかと思われそうですが、全然違いますよ!
基本的には、テンポの良いラブコメがベースでしょうか?ただ、一言でラブコメと言うには深みや重みのある、見応えのあるドラマには間違いないと思います。
あとは、特別ゲストなのかな?イ・ジュンギとキム・スヒョンにはキャー!でした。誰が出てるのかもよくわからず見ていたものですから、サプライズ的で嬉しかったですね。
ポイントその3 ~「死んだらどうなる?」~
このドラマの伝えたいメッセージの一つでもあるのかな。
人は死んだらどうなるの?
宗教的な思想もあるでしょうし、国によって大きく異なることもあるでしょう。
ですが、このドラマでのその辺の描き方は私個人としては、とても解釈しやすく受け入れやすいものでしたよ。
天国、地獄などの存在については置いといて、魂の生まれ変わり、いわゆる前世というものについては、あるのかもしれないなと。
前世記憶がある方がいるそうですが、記憶があるないは大事なことではなく、前世が存在するかもしれないと考えることが不思議でワクワクする気がするのは私だけですか?
だって、誰も知りえないことですからね。
考えるのは自由です。想像も自由です。それを誰かに押し付けるのだけはナンセンス。
前世があるから今世がある。今世で出会う人の中には、前世で縁のあった人もいるのかもしれない。「出会い」には意味があるのかもしれない。そんなことを感じたりもしました。
あとは、亡くなった後のあの世への行き方。これは、ぜひ見ていただきたいポイント!
亡くなった方々は、こんな風にあの世へ向かうんだろうか?私もいつか・・・そんなことを考えて、あの世とこの世の境について、想像つかないところだと思っていたけれど、案外すぐ側なのかもしれないなと考えました。
感想 ~熱く語らせて~
久しぶりに、もう一度見たいと思えるドラマでした。
もう一回、改めて初めから見返して、「あーそう言うことー!くろっくなー」と。
まずは、映像の美しさ、IUさん、ヨ・ジングさん始め、出演者の演技、これは本当に目が離せませんでした。そして、みんな元々は生きていたといこと。みんなそれぞれに人生があったと言うこと。そんなことを考えると、どのキャストの演技にも感情移入してしまい、常に切ない気持ちになってしまったのですが、同時に、自分も精一杯生きねばと感じさせられました。
私も、私の大切な人たちも、みんな死に向かって生きているのです。
「死」と考えると、なんだか悲しくて辛くなりますが、そうではなくて、今を生きていることに気づき、今を大切にしなければならないということだと思うのです。
必ず訪れる「死」に向かって、精一杯今を走り切りたいと思うのです。
後悔するようなことはしたくないのです。
大切な人との時間を抱きしめて、大切な人と一緒にいつも笑っていたいのです。
まとめ
IUさん好きな方はきっとすでに見終わられていると思いますが、ファンの方はますます好きに。
まだよく知らない方は、IUさんの虜になること間違いなし!
彼女は歌声も本当に素晴らしいので、ぜひ、歌の方もチェックしていただきたいです。
ヨ・ジングさんも然り!時代劇のヨ・ジングさんも素敵だったけれど、スーツをビシッときめた今回のようなお姿も本当に素敵。それから、彼の涙は、見ている人の涙腺を崩壊させます。ご注目を。
【hoco的おすすめ度 ★★★★★ (満点★5)】
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