こんなに勉強効果があるならもっと早く置けばよかった!
それぞれの利点を活かした【ハイブリッド型勉強法】とは
家庭学習と言ったらノートを使って参考書や問題集を解く勉強法が一般的だとは思いますが、塾のイメージが強いホワイトボードを自宅に設置することを考えてみたことはありますか?
受験を控えている我が家がホワイトボードを自宅に設置してみてよかったことと、具体的なホワイトボードとノートを使った勉強法についてお話ししていきたいと思います。
両者の違い
携帯性
言うまでもなく携帯性に関してはノートに軍配が上がります。学校、塾へはもちろん、電車や病院の待ち時間でもまとめたノートがあれば勉強することができ場所と時間を選ばないのがノートの最大の利点と言えるのではないでしょうか。
一方、ホワイトボードは一度設置するとキャスター付きのものや小型のものでなければ移動は不可能です。また、移動と言っても家の中に限られるので携帯性は全くないと言えるでしょう。さらに、小型のものと一言で言いましたが、これはホワイトボードの利点を失うと言っても過言ではないので携帯性がアップすると言えどおすすめではありません。
蓄積性
蓄積性に関しては2通りの考え方ができると思うのですが、まずはノートの利点と言える蓄積性について考えていきたいと思います。間違えた問題の解き直しをする時、ノートには以前の自分がどのような間違え方をしたのかという形跡が全て残っています。それは、復習や見直しの作業における弱点の炙り出しや明瞭化には最適と言えます。その点で言う蓄積性に関しては、ホワイトボードには蓄積性はゼロと言えるかもしれません。
今度は、ホワイトボードの観点から言える利点について考えていきたいと思います。ホワイトボードは書く面積の広さから、一度書いたものを消さずに次のものを書く、さらに次のもの、、、と一面に多くの情報を書き出すことができます。ノートの何ページ分もの多くの情報を一度に書くことができるためこの点はノートにはない蓄積性と言えます。
費用
ノートとホワイトボードを我が家の場合ですが比較してみました。
こうして比較してみるとホワイトボード設置にかかる費用が高いので一見損に見えますが、一度設置してしまうと半永久的に使用できるため、長期的に考えるとホワイトボードの設置はそれほど大きな支出とは言えないのではないでしょうか。
書く面積
広い面積に考え付いたことを考えたままに書き連ねることができるのはホワイトボードならではの勉強の仕方だと言えます。ノートでも同じように考えたままを書いたりメモをしたりできるのですが、ホワイトボードの広さには敵いません。試行錯誤の経過が一面に同時に存在しているため、頭の中が視える化され整理しやすくなりますし、結果的に問題解決もしやすくなります。
また、大きく一面に書かれたものは視覚的なインパクトの大きさにより思考に影響を及ぼすことも期待できます。
いいとこどり勉強法
それぞれの利点を活かしたハイブリッド型勉強法とは?
ポイントとしては「考える」に焦点を合わせたい時はホワイトボード。ノートに問題をすらすら解ける場合はホワイトボードは必要ないのですが、解けない問題に直面した時はホワイトボードの出番です。考えるままに書き出していき、あーでもないこーでもないと書いていくうちに、不思議と糸口が見えてくるはずです。ここまできたら、ノートに戻って作業に取り掛かりましょう。解き終わったらホワイトボードの内容と照らし合わせてみて頭の中とノートを再び整理します。
このように、「考えるときはホワイトボード、解くのとまとめはノート」とすることでホワイトボードの欠点と言える「消すとなくなる」が解決できる上に、いつでもどこでも勉強できるノートの利点を生かすこともできます。
また、自分でホワイトボードに解いてもわからない場合、我が家では親塾を開きます。不思議なことに、同じ絵で同じ内容を説明しているにも関わらず、ノートでは理解できないものがホワイトボードだと理解できるという現象が起こります。これは、説明していて私も驚いたのですが、視覚的なインパクトの大きさが思考力に影響を及ぼすということを証明していると言えるのではないかと考えます。
まとめ
ホワイトボードの設置は我が家でも長年議論してきたのですが、本体の大きさと置く場所に結論が出ずに諦めていました。しかし、設置してみたところ、悩んでいた時間がもったいなかった思えるほどホワイトボードを置いたことで得られたものは大きく、今ではなくてはならないアイテムとなっています。
幼い頃は遊び感覚で使えるのはもちろん、より早い時期からホワイトボードをリビングに設置することで広い面積で物事を考えるという習慣を身につけることができ、これは受験だけでなく社会人になってからも必ず役立つと言えるでしょう。
ノートを与えるのと同じ感覚で、ホワイトボードも子供にプレゼントしてみることをおすすめします。
ほこ猫
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