【成績をあげる勉強③】「勉強は量より質」にご用心! 勉強に近道を求めた先は落とし穴

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ほこ猫
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「勉強は量より質だ」
失敗続きだったころの私の座右の銘です。
とにかくバカでした・・・

子供が「勉強は量より質が大事」と声にしたら危険信号!至急救助要‼︎
この先は伸び悩みの森です

勉強は量より質だというのはよく聞いたことがある言葉ではないでしょうか。この言葉は一度はまると抜け出すのに一苦労します。私自身が長い間抜け出せなかったのでその気持ちはよくわかります。
もし既にこの言葉の信者であるならば、今すぐ目を覚まして、勉強に近道はないことに気づいてください!これは成績をあげるためにはとても重要なポイントです。

成績が伸びない時に考えてしまいがちなこと
  • 通っている塾が悪い(合わない)
  • 忙しくて勉強する時間がない
  • 周りが賢すぎる
  • 十分自分はがんばっている
押さえたいポイント
  • 質のいい勉強は、塾ではなく勉強する本人の中にこそある
  • 勉強に近道は存在しない
  • 反復練習を見くびるなかれ
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勉強における「宝の持ち腐れ」

UnsplashJessica Ruscelloが撮影した写真

質のいい勉強とは?

・有名進学塾の一流講師が特別に作成されたテキストを使って行うハイレベルな授業を受けること
・合格実績がより高い塾に入ること
・個別指導塾で懇切丁寧に個人に合わせた指導をしてもらうこと
・プロの家庭教師にみてもらうこと

これらは質のいい勉強の材料にはなりえますが、あくまでも材料でしかありえません。必要なのはこれらを使って料理する料理人、つまり勉強する本人のモチベーションなのです。
質の良い勉強を行う上で、質の良い材料(問題集や参考書、講師)を利用することは大きな武器にはなりますが、使い手が使いこなせなければ全く意味がありません。有名進学塾に通っていることや良質なテキストを持っているだけでは、質の良い勉強とは言えないことを改めて考えてみてください。

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「急がば回れ」

「勉強は量より質だ」の言葉に魅力を感じるのはなぜでしょう?
長くこの言葉の信者であった私が思うには、勉強量をたくさんこなすのは大変だけど、質のいいものに限定することで無駄な勉強時間を省けて楽ができると考えるのではないしょうか?要するに、頂上への近道が存在すると勘違いしてしまうのではないでしょうか。
登山で考えると明らかなのですが、登山では複数の道が存在します。
・早く登頂できるけれど険しく危険な道
・時間はかかるけれど安全で確実な道
・途中、その道からしか見ることのできない素晴らしい景色がある道
・登山道ではない自己流の道

どの道も頂上に向かってはいるけれど、登山者の体力・精神力、装備によってもその人にとってのベストな道は異なります。勉強もこれと同じで、近道に見えてもリスキーな道は選ぶべきではありません。大変だからと逃げずに着実に安全に頂上を目指し、一歩一歩丁寧に進めばいつの間にか登頂に成功しているものです。己を信じ、前だけを見て進みましょう。

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質のいい勉強は「苦手」の中にある

勉強は「わからない」「苦手」「わかるけど、なんとなくピンとこない」「好きじゃない」「おもしろくない」…、これらにピントを合わせることが重要です。誰でも苦手なことからは目を背けたくなるものですが、自分に負けずに苦手と向き合えた人こそが勝利を掴むことができるのです。そして、ここにこそ質のいい勉強が存在します。
具体的にいうと、問題を解いていくと必ず不正解や自信がなかったけど正解だったというものがあるはずです。それらを全て自信を持って解けるようにして苦手を一つ一つ潰すのです。これこそ質のいい勉強の正体なのです。なので、質のいい勉強の中身は個々人で違って当たり前ですし、有名進学塾に通っていいテキストを持っているだけでは質のいい勉強と言えないことがおわかりいただけたと思います。

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天才に近づくための努力、惜しまずできますか?

世の中には、一度聞いただけ・見ただけ・読んだだけで記憶できたり、全てを理解できる「天才」と呼ばれる人が確かに存在します。しかし、多くの成績上位者はそうではなく、彼らは天才に近づくためにただコツコツと努力をしているだけなのです。つまり、誰もが天才に近づくための努力を惜しまなければ成績はいくらでもあげることができるということなのです。
具体的に「天才に近づくための努力」とは?先ほどお話しした「質のいい勉強は「苦手」の中にある」というのが答えです。苦手をなくすために繰り返し解くという反復練習です。できないことをできるようになるために繰り返し練習するというのは当たり前のことのようですが、そんな当たり前だからこそ盲点となり、他に近道があるのではないかと勉強に間違えた質を求めてしまうのかもしれませんね。

まとめ

かつての私はとにかく面倒くさがりな子供で、学校からの宿題をコツコツやったりワークやドリルをコツコツやるのがとても苦手でした。基本的にためていっきにやるタイプで、中身はさておき効率のみを重視するまるで仕事をこなすような勉強の仕方で、勉強というより作業という方が正しかった気がします。どうやったら楽できるか?どうしたら勉強時間を削れるか?に常にフォーカスを当てているので、「勉強は量より質だ」を信じて疑うことはありませんでした。有名塾で有名な先生の講義を受け、自分は時間を無駄にせず勉強できている!最強だと!勘違いしていたのです。そして中学、高校、大学とトリプルの受験に失敗したのです。
勉強のみならず、生きる上で努力は不可欠です。それを受け入れられず楽な方法を模索していてはいつまでたっても負け犬から抜け出すことはできません。人をうらやむ生き方や考え方ではなく、何事も挑戦し、がむしゃらである自分を誇りに思い、ただ前だけを見て進む先には必ず明るい未来が待っているはずです。
これは、かつての私の大きな反省文とも言えます。

歩誇猫(ほこ猫)

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